1対1なら、話題がどんどん浮かんでくるし話も盛り上がるのに、3人以上になると途端に話せなくなります。途中で数人が合流してきたときなんてもう、まるで別人じゃんどした?と自分でツッコミ入れたくなるくらい口数が減ってしまいます。
同じような人…いますよね?
3人以上になると話せなくなるのはなぜなのか?
3人以上になるとなぜうまく話せなくなってしまうのか、考えてみました。
話すタイミングが掴みづらい
会話は通常、キャッチボール形式です。1対1ならわかりやすくて、相手が話し終えればこちらが話し、こちらが話し終えれば相手が話すという形になります。
しかし2人以上が相手となると、
- まず誰が話し始めるのか?
- 次に話すのは誰か?
- 誰かが質問するのか?
などなど、会話に参加する上で気にすべきポイントがたくさん。
わかりやすい例が、大縄跳びです。次々にほかの人が縄に入っていくのに、自分で引っかかってしまったらそれまでの流れが台無しになってしまいますよね。
また、相手が2人だとして、その2人が2人にしかわからない話をしていたときなんてもう絶対に入れません。話の腰を折っても悪いし…なんて考えて、ニコニコうなずくだけの人形と化します。
相手に気を遣いすぎる
人と話をするときほとんどの人は、頭の中で話題の取捨選択を行ってから話すと思います。1対1ならその人のことだけを考えればよいですが、相手が増えれば増えるほど、取り上げる話題の選択肢が複雑になっていきます。
おそらく、会話上手な人はいい意味でそんなこと深く考えていないのでしょうが…、大人数になると話せなくなる人は、空気を読みすぎる傾向にあるんじゃないかなと思います。
「自分が頑張って話さなくてもいいんだ」と安心する
私の場合、1対1だと「相手につまらない時間を過ごさせたくない」という思いがなぜかあり、無駄に頑張ってしまいます。別におもしろいことが言えるわけでもないのにです。
3人以上になれば相手の目が分散されるので、肩の荷が下りるような気持ちになります。今書いていて思いましたが、完全なる自意識過剰と言えますね。
3人以上になってしまったときのベストな立ち振る舞いは?
大人数の中でもいきいきと話せている人を参考にしつつ、3人以上になったときにポツンとならないための有効な方法を考えました。
とりあえず相槌をうつ+「さしすせそ」を添える
よくわからない話題の中でも、とりあえず相槌をうっていれば立派な会話参加者です。
相槌と言っても無言で赤べこ化するのではなく、「うんうん」「へぇ〜」など短くてもきちんと言語化するのがポイント。一種の“ガヤ”になることでその場が白けにくくなります。
また、以下の「さしすせそ」を積極的に取り入れるのもおすすめ。
- さ ⇒「さすが」「最高」
- し ⇒「知らなかった」
- す ⇒「すごい」「すばらしい」「素敵」
- せ ⇒「センスいいね」
- そ ⇒「そうなんだ」「その通り」
どんなシーンでも使える、汎用性の高い言葉たちです。覚えておいて損はありません。
MCの役目を担う
受け身ではなく、自分から積極的に場を回していくMCポジションにつく方法もあります。誰かが話した話題を一つひとつ摘み取り、質問したり、それをふまえてほかの人に話を振ったり。
場を回すと聞くとなんだか難しそうですが、MCは話上手な人よりも聞き上手な人に向いています。自分の話をしなくても済むというメリットがあるので、あまり仲のよくない間柄のメンバーのときなどはとくにMCを担うのがおすすめです。
逃げられないけど話さざるを得ないなら「質問魔」になる
会社の上司との飲み会など、黙っていると何かしら言われてしまうような環境なら、「私何も知りません、教えてください!」なスタンスでいると楽です。
上述した「さしすせそ」を交えて相手を気持ちよくさせつつ、質問しまくればある程度場は持つはず。
無理に話さなくてもいい!と開き直るのも大事
3人以上での会話が苦手な人は意外と多いようです。というより実は、大人だからうまくごまかしているだけで、大多数の人が苦手なのかもしれません。
3人以上集まって話す機会があったとしても、うまく話せなければ話さなくてもいいし、聞き手役に徹してもいいはずです。その場にただいることすらしんどいくらいなら、適当な理由をつけて撤退しちゃいましょう。