やたらと距離を近づけてくる人が苦手です。
ましてや今はコロナ禍なのに、そんなことを微塵も感じさせないくらい密着してくる人もいます。ソーシャルディスタンスの意味知ってる?と聞きたくなってしまいます。あなたの周りにも、一人はいるのではないでしょうか。
そんな距離感のない人へはどのように対処するのが一番いいのか、考えてみました。
「距離が近い」には2種類ある
一言に「距離が近い」といっても、その意味は2種類あると思っています。
物理的に身体を異様に近づけてくる人
このコロナ禍でもっとも恐れるべきタイプです。人には一人ひとり「これ以上は踏み込まれたくない」というパーソナルスペースがありますが、そこに平気で入ってきます。
<物理的距離なしの具体的な特徴>
- いつの間にか体が触れている
- 顔の毛穴が見えるくらい顔を近づけてくる
- 呼吸が聞こえるくらいの位置に立っている
心理的にグイグイ入り込んでくる人
相手の心に土足で踏み入るタイプ。または、他人を一人の人間として尊重できない人です。詐欺師や宗教勧誘をする人に多いかもしれません。
<心理的距離なしの具体的な特徴>
- 相手の行動をいつも詮索する
- 聞いてもいないのに自分の話をする
- 頼み事やお誘いを定期的にしてくる
物理的距離なしへの対処法
まずは、物理的に距離が近い人に対しておすすめの対処法をご紹介します。
必要以上に相手に近づかない
とにかく、相手と必要以上に近づかないことが一番です。
ただし会社の上司など、目上の人の場合はそう邪険にも扱えないので、その場合は相手が近づいてきたぶんだけさりげなく後ずさりして距離を保つなどするのがおすすめ。後ろが壁だった場合は残念ながら時が過ぎるのを待つしかありません。
物理的距離なしに多いのは“井戸端会議大好き人間”。会話をなるべく盛り上げないことが大事です。実際に井戸端会議や噂話が始まってしまうともう危険信号。話に花が咲いてくるとじわじわとパーソナルスペースを侵略されていく可能性が高まるので注意しましょう。
身体の向きを変えてみる
相手に対して身体を斜めや横にしてみると、少しだけ距離が生まれます。わざとらしくならないよう、遠くの建物などに話題を向けつつ目線を相手から外すのがポイント。
身体の正面を相手に向けず、「あなたとあまり話したくありませんオーラ」をさりげなく出してみましょう。
直接「近いよ」と言う
距離なし人間の中には、自分の距離感のなさに気付いていない人も多いです。気心の知れた相手なら、冗談を交えつつ、距離の近さを直接指摘してみましょう。自分では言いづらい相手の場合は、第三者に協力してもらうのも手です。
心理的距離なしへの対処法
次に、心理的に距離が近い人に対しておすすめの対処法をご紹介します。
話半分で聞いておく
聞き上手に徹してしまうと相手が気持ちよくなり、トークがはずみ、グイグイ入り込んでくる可能性が高まってしまいます。そもそも、心理的距離なしには相手の話をあまり聞かないタイプが多いような気もするので、相手の話は話半分で聞いておきましょう。
くわえて、あまり深い話をしないこと。嫌なことは嫌と、はっきり言う勇気もときには必要です。
避けられるなら避ける
心理的距離なしに対してもやはり、物理的に距離を保つに越したことはありません。そもそも話をしなければ、心を乱されることもないのです。場合によっては、人間関係の断捨離を検討してみてもよいかもしれません。
まとめ
<物理的距離なしへの対処法>
- 必要以上に相手に近づかない
- 身体の向きを変えてみる
- 直接「近いよ」と言う
<心理的距離なしへの対処法>
- 話半分で聞いておく
- 避けられるなら避ける
必ずしも会わなければならない間柄でなければ、会う頻度を下げるか徹底的に避けるのが理想ではあります。大人の付き合いが必要なら適宜、上記の方法での対処に努めましょう。